地獄高専生

日記、鬱憤、音楽、大学編入など

18.19歳の人間

 最近、中学校卒業して以来全く連絡のとれていなかった友人と約3年ぶりのコンタクトを果たした。

 彼はブラック企業に勤めていた。話を聞く限りでは勤めているというよりは人さらいにあってムリヤリ極悪条件の下強制労働みたいなノリだ。こんなことあんのかと。

 詳しくは書かないが彼はきちんと自分のやりたい職業を見出し希望を持って就職した。誠実な選択だったと思う。しかし既に彼のLINEからは人生を3周くらいした人のような達観した感じと尋常ではない疲れがにじみ出ていた。

 

 僕は高専生としてあと少なくとも2年、編入すると4年、院まで行くと、、、まだまだモラトリアムに生きる予定だ。

 僕は実感しないのである。同い年にして既にほとんど一生の運命を決定してしまった人間の気持ちを。僕は編入する予定だが、同級生の過半数は就職する。これから先何十年と頼って生きていく座標をほとんど決めてしまっている。同じ18歳の人間なのに、視線は全く違った方向を指している。

 僕はまだ生きることに命を賭けたくない。体を張りたくない。勉強や学校はそれを保証してくれる。僕は安全圏内にいる。逆に、こういった感覚は最近僕の気持ちをネガティブにしてキュッと締め付けてしまう。